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ロード・クロサイト(CV:神谷浩史) 年齢:20歳 誕生日:5月17日 血液型:B型 身長:178cm 体重:64kg ※11日が今の所最も早い登場 好みのキーワード 人造兵やレジスタンス活動に関するキーワードが好み。(例:人造兵) 貴族的なキーワードも好まれる。(例:髪型) 所有キーワードリスト(括弧内は所持している時間帯) 【11日以降(?)】 涙(朝)/希望(夜) 【16日以降】 教室(朝)/エルデン公国(昼)/馬術(夜) 【22日以降】 朝(朝)/瞑想(昼)/芸術(夜) 【30日以降】 港(朝)/理想(昼)/決闘(夜) 個人イベント ・接触1(演劇祭に参加せず、他にイベントが重ならないと11日に自動発生?) ・接触2(上記のイベントを見ていると13日に自動発生) ・接触3(上記二つのイベントを見ていると、演劇祭当日に自動発生) スチル ・№040 上に立つもの(好感度が一定値以上) ・№041 ロードの哲学(好感度が一定値以上) ・№068 ロードの余裕(アンヴィー「アジト」「髪型」「ロード」) ・№069 伝統など不要(アンヴィー「ロード」「クラスターE.A.」「爆弾」) ・№130 勧誘(アンヴィー「ロード」「庭園」「毒」) ・№134 ロードと兵器(アンヴィー「ロード」「アジト」「運動」) ED ・ラピス編ED ・アウイン編ED キーワード効果 【BEST】 アジト/髪型/貴族/旧校舎/人造兵/爆弾/薔薇/夕方/レグラント共和国/ 【GOOD】 読書/誇り/理想/ 【BAD】 クラスターE.A 【無反応】 軍人/グリアン共和国/出世/設計/レース
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前ページ次ページゼロのエルクゥ 「根元から見ると圧巻だなぁ……」 ラ・ロシェールの『港』である巨大な世界樹の枯れ木を見上げ、耕一は呆然と呟いた。 その丈は数百メートルにも届こうかという大樹。既に枯れて葉はなく、太い枝だけが『桟橋』として残されている。その枝々には、まるで花か木の実のようにいくつもの船がくっついていた。 枯れていても朽ちないのは、この大樹全てに『固定化』の魔法が掛けられているからという。 「チャーターした船は中腹ほどにある『マリー・ガラント号』だ。行こう」 根元には、洞窟よろしくいくつもの穴が空いている。 中に入ると、大樹はまるまる中身がくり抜かれていて、遥か上方へと続く階段の向こうに、『桟橋』たる枝への出口などが垣間見えた。 超高層ビルをまるまる吹き抜けにしたような光景に、耕一はルイズ達の後ろを歩きつつ、真上を向いて口をあんぐりと開けていた。 ―――これ、階段で昇るのか。いや俺は大丈夫だけどさ。普通の人とか、無理だろ。 耕一の心配をよそに、ワルドに抱きとめられたルイズは、ワルドの『フライ』の魔法によって階段を無視して飛んでいく。 「い、いいわよ。階段で昇るから」 「あの使い魔君ならともかく、君では昇りきる頃にはへとへとになっているよ」 などという会話が聞こえてきて、おいおい俺でも疲れるんだぞ、とぼやいたら、数百リーグ走って息も切れねぇ奴が何言ってやがんだ、とデルフリンガーにツッコまれた。いい相棒である。いや、この場合、相方、と言うべきか。 目的の『桟橋』は、言葉通り、大樹の中腹ほどにあった。枝からまさに木の実のように船が宙吊りにされていて、タラップで降りるような構造になっている。 ギシギシと枝がたわみ、折れないのだろうか、とちょっと心配になった。 「どうも子爵様。お待ちしておりましたよ」 「ああ。早速出発してくれ」 「へえ。お急ぎと言う事なんで、既に準備は整えさせてありやす。おいてめえら! 出港だ! 錨を降ろせぇ!」 「アイアイ・サー!」 一体いくらの追加料金を渡されたのか、急な依頼に応対した初老の船長の顔は終始笑顔であった。 『錨を降ろせ』とは耕一には聞き慣れない言葉だったが、この場合の『錨』とは船と桟橋とを繋いでいる縄であるらしい。 船員達は、先端に重りのついているそれを一斉に解きに掛かり、解き終わると、がくん、と一段下がるような感覚の後、船はさーっと空を滑り出した。 「おお、すげー!」 飛行機にもろくに乗ったことのない耕一は、結構感動の目で船の縁から顔を出していた。 「向こうへは、約半日ほどだったね」 「へえ。今からなら、夕方にはスカボローの港に到着しまさ」 「と言う事だ。スカボローからニューカッスルまでは馬で一日ほど。昨日と同じ強行軍でいけば夜半には到着するだろう。今のうちに休んでおくといい」 ワルドの言葉に従って、あまり睡眠の足りなかったらしいルイズは早々に船室へと入っていく。 ワルドもその後を追い、甲板にいるのは耕一だけとなった。 「相棒は、休まなくていいのかい」 「半日もあるんなら、少しぐらいいいさ。昨日も早く寝たしな」 「そうかい。ま、なかなかの絶景だからな」 地上の大樹は、もう小さくなりかけている。船はぐんぐんと高度を増しているようだった。 「しかし、ルイズの話だともう少し時間が掛かるような事を言ってたけど、結構早く着くんだな」 「娘っ子、前に家族で旅行に来た記憶で話をしたらしいぜ。港も、スカボローじゃなくてロサイスって言ってたしな。観光と強行軍を一緒にしちゃいけねえよな」 「あらら。って、なんでデルフがそんな事知ってるんだ?」 「一昨日と昨日、娘っ子が寝る前に呟いてた」 一刻を争う密使としてはまったく笑い事ではなかったが、異邦人根性の抜けない二人は、わはは、と大口を開けて笑った。 § 「あれが、アルビオン……」 耕一は、ラ・ロシェールの『港』を見た時以上の驚きを込めて、それを見上げた。 ゲームに出てきた、天空に浮かぶ城を思い出した。雲の大地に乗った城。同じように、下半分を雲に包まれた巨大すぎる岩石の塊。空に浮かぶそびえ立つ山脈。乗っている船が豆粒に思えるような、幅も高さも何百キロとある岩塊。 それが、浮遊大陸アルビオンだった。 「こりゃあ、とんでもないなあ……」 仮眠から起きて甲板に出ると、あまりにファンタジックな光景が目の前に広がっていて、思わず足を止めてしまったのだった。 「驚いているようだね、ミスタ。アルビオンは初めてかい?」 既に甲板にいたワルドが、微笑みながら近寄ってくる。傍にいたルイズも、その後ろに付いてきていた。 「ええ。ハルケギニアじゃないところから召喚されてきたんで、こんなのがある事すら知りませんでしたよ」 「ほう……それは興味深い。惜しいな。もっと早く言ってくれれば、詳しい話が聞けたというのに」 「……ワルド?」 ワルドは珍しく好青年の態度を崩し、どこか研究者のような深い目の光を湛えて、本気で悔しがっているようだった。 「まだ到着までには時間があるでしょう? 話ぐらいは出来ますよ」 「いや……どうやら、そんな暇はなさそうでね」 「え?」 ワルドの言葉に、耕一とルイズが視線の方向を見ると、黒い粒のようなものが空に浮かんでいた。 それは、見る間に粒から大きさを増していく。 「……船?」 「右舷上方の雲中より、船が一隻接近してきます!」 耕一が呟くと、見張り台の船員が声を張り上げた。 船長が何事かを指示し、船員の一人がぱたぱたと手旗信号を送り始める。 「は、反応ありません! あの船は旗を掲げていないそうです!」 「は、旗がない? 空賊船か!? 逃げろ、取り舵いっぱい!」 「空賊ですって!?」 マリー・ガラント号がようやく離れようと慌て始めた頃には、黒船は既に向こうの甲板に乗る人影が見えるぐらいにまで距離を縮め、並走していた。 その人影は数十を下らず、全員黒い服装にバンダナを巻き、弓やら銃やらで武装している。接舷したら今にも飛び掛ってきそうに、気勢を荒げていた。 「海だから海賊、空だから空賊ってわけか……」 「この状況でまだ余裕だね相棒ってうひゃあ、大砲撃ってきたあ!」 デルフリンガーの緊張感の少ない悲鳴から刹那、どごん! と遠くから響く花火のような重音が響き、放たれた砲弾がマリー・ガラント号の鼻先を掠めていった。 甲板に繋がれていたワルドのグリフォンが、ぎゃあぎゃあと騒ぎ始める。 「くっ、反撃は?」 「商船だ。ろくな武装はなかろう」 耕一の呟きに、隣にいたワルドが冷静そのものの声色で答える。事実、マリー・ガラント号には側面据付の艦砲などは無く、甲板に古めかしい車輪つきの砲台―――石火矢と言った方が適切かもしれない―――が3基ほど置かれているだけであった。 側面にズラリと20ほどの砲を並べている黒船とは、とても勝負にならなそうだ。 「に、逃げ切れるの? ど、どんどん追いついてくるんだけど!」 「相手の船は専用の砲台がある軍事用だ。足もあちらの方が明らかに早いな」 「何とかする方法は? 魔法とか」 「遺憾ではあるが、僕の風を全力でこの船のスピードに当てても、あの船を振り切る事は出来まい。撃退しようにも、あまり強行に抵抗すれば、船ごと撃沈される怖れもある」 「風のスクウェアのあなたでも、無理なの?」 「ああ。商船というのは、荷物を多く積めるように設計されている分、速度に優れてはいない。対して向こうの船は機動性を重視したつくりのようだ。それに……ほら、向こうにもメイジがいる」 視線の先を見ると、暴れていたグリフォンの周囲に青白い霧のようなものが発生していた。こてん、とグリフォンが首を落とし、寝息を立て始める。 「トライアングル・スペル、"スリーピング・クラウド"だ。いくら僕がスクウェアでも、相手にもトライアングルがいたら機体の性能は埋めきれない。ま、空賊は商船を撃墜はしないよ。船を壊してしまったら積荷が手に入らないからね」 冗談だか本気だか判断のつきかねるワルドの言葉にひきつった笑みを返すと、船長の弱々しい声色の指示に従って船員達が帆を裏返し、船の速度が下がっていく。 がくん、と船が接舷の衝撃に揺れた。 § 「船ごと全部買った。料金はてめえらの命だ」 真っ黒なちぢれ毛の頭髪に赤いバンダナを巻き、無精ひげに覆われた顔に片目だけ黒い眼帯をつけた男が、マリー・ガラント号の船長から帽子をひょいと奪い取って言う。 幅広のシミターをひたひたと船長の頬に貼り付けているそいつが、空賊の頭であるらしかった。 ―――黒ひげ危機一髪。 あまりにあまりなその風貌に、耕一は緊急事態に緊迫しながらも、日本人の8割が連想するであろう名前を思い浮かべていた。 「あん? 貴族の客なんか乗せてんのか。貨物船なのに珍しいな。へへ、こいつはカモネギだ」 黒ひげが、ワルドとルイズを見やってニヤニヤと近付いてくる。 耕一は近くに寄ったそれを見て……どこか不思議そうに眉を顰めた。 「おいおめえら! 丁重にお貴族様のお杖をお持ちしてやんな! 従者の兄ちゃんのご立派そうな剣も忘れずにな!」 「へい! おかしら!」 「くっ、は、離しなさいっ!」 取り付く空賊達に、ルイズが身をよじらせる。 「ルイズ、抵抗すれば船の人々が危ない。ここは大人しく従おう」 「ワルド……っく、わかったわ」 ワルドの言葉に、歯噛みしながら杖を渡すルイズ。 「てめーら! 剣はもっと丁寧に運びやがれ!」 「うわ、剣が喋った!?」 「へえ、インテリジェンスソードか。さすが貴族様の従者、珍しい品をお持ちだ。おら、何してやがる! お貴族様をお部屋へお連れしなきゃ失礼だろうが! 身代金が貰えなくなるぞ!」 「へい! おかしら!」 「くっ……」 デルフリンガーは杖と一緒にどこかに運ばれていき、3人は両脇を空賊達に挟まれ、空賊の船へと連れていかれる。 耕一はされるがままにしながら、じっと空賊の頭目を見つめていた。 § 連れていかれた先は船倉だった。 空間自体は狭くないが、何かの樽だのずだ袋だの砲弾だのが種々雑多に積まれていて、お世辞にも快適な空間とは言えなかった。 唯一の扉がばたんと閉められ、鍵がかけられた。 「くっ……こんなところでモタモタしてる場合じゃないのに……」 ルイズは立ったまま俯き、身を震わせている。 「落ち着くんだ、ルイズ。空の上では僕達の方が不利だ」 「でも……」 ワルドはその肩を叩いて、耳元に口を寄せ、扉の外で見張っている看守に聞こえないよう、穏やかに語りかけた。 「焦っても仕方ない。行動を起こすなら、船が奴等のアジトに着いた時だ。こちらには、ミスタという心強い使い魔がいるんだからね」 「……そう、ね」 杖がないメイジは平民と変わらないが、剣を取り上げられても耕一の力はそのままだ。 まだ切り札はある。八方塞りじゃない。 そう思い直し、ルイズは一つ深呼吸をすると、手近な樽に腰を下ろした。 「というわけだ、ミスタ。今は大人しくしているしかないようだな」 「ですね……」 耕一も、やる方なく床に座り込んだ。 ワルドは、積まれた荷物を興味深そうに眺め始める。 「……む」 しばらく荷物を検分していたワルドは、目を見開いてしゃがみこみ、ぶつぶつと呟いた後……耕一のところに近寄ってきた。 「そうだ、ちょうどいい。ミスタが住んでいたところの話というのを聞かせてくれないかい?」 「俺の、ですか?」 「ああ。歴史や文化には個人的に興味があってね。ハルケギニアの外の世界の話というのは是非聞きたいんだ。……あと、一人の戦士としては、ミスタの能力にも、ね」 そう言って浮かべた微笑みは、ぞっとするほど深いものだった。 そう、まるでそれは、あの当時、夢に出てきていたエルクゥのような―――。 「―――まあ、ぼーっとしてるのもアレですしね。いいですよ。たぶん、期待とは違うと思いますけど……」 「新鮮な驚きこそ知識を得る醍醐味、望むところって奴さ。そう聞けばますます聞きたくなるね」 「そうですか……じゃあ、どこから話そうか―――」 そんな感想を飲み込んで、耕一は1ヶ月前まで住んでいた日本の事を頭に浮かべ始める。 話し始める二人を見やって、呑気なものよね、と半分呆れながら同時に、あれが自分の実力に自信を持っている者の余裕なのだろうか、とルイズは知らず、唇を噛んでいた。 § 「アルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ。アルビオン王国へようこそ、大使殿。さて、御用の向きをうかがおうか」 黒ひげ船長がバンダナと眼帯とカツラと付け髭を取り去った姿である金髪碧眼の美青年が、恭しく頭を下げた。 ルイズは呆然として口を開け、ワルドと耕一はどこか予想通りだという様子で空賊の頭―――ウェールズ王子を見つめていた。 「おや、殿方達にはあまり驚いてもらえなかったようだね。結構、自信があった変装だったんだが」 「なんというか……あまりに海賊っぽすぎて、コスプレみたいで逆に怪しかったというか」 「船倉の荷物に、王立空軍御用達の火薬や砲弾があっては、本気で誤魔化す気もなかったでしょう、王子」 「はは、ディテールに凝りすぎたか。そちらもよく見つけられた。厳重にカモフラージュはしておいたはずなんだがね。さすがは大使の任を授けられた方々だ」 耕一とワルドの感想を、はははと笑い飛ばすウェールズ。さすが船乗りと言うべきなのか、見た目とは違い、結構豪放な性格であるらしい。 ルイズは、開いた口が塞がらない、という様子でそれを見つめていたが、やっとという風情で声を絞り出した。 「ほ、本当に、ウェールズ王子、なのですか?」 「ご婦人は逆にまだ信じられぬらしい。ああ、本当だよ。いや、大使殿には真に失礼を致した」 「なぜ、空賊に扮したりなどと……」 「なに、今や趨勢を決め、勝ち馬に乗ろうとする各所の援助に事欠かぬ金持ちの反乱軍には、次々と物資が運び込まれる。さて敵の補給を断つは戦の基本だが、堂々と王軍の旗を掲げては、この『イーグル』号一機だけの王立空軍など、数十倍ある反乱軍の艦に囲まれるだけ」 「だから、混乱に乗じて私腹を肥やそうとする空賊を装って、商船やら輜重隊やらを狙っていた、というわけですか」 「ま、そういう事さ」 軍事的な話題には疎いルイズは、打てば響くようなウェールズとワルドの話に首をひねるばかりだった。 「何度も試すような真似をしてすまなかった。なにせ、あんなにも正直に我々に味方する勢力がいるとは、とても信じられなかったのだよ」 「……お恥ずかしい限りですわ」 「頭を上げてくれ、レディ。僕はそういう貴族の方が好きさ。今や裏方の我々としては裏仕事を否定するつもりもないが、敵と死と裏切りを前にしても引かなかったそのまっすぐな誇りは、とても好ましいものだと思うよ」 ま、密使としてはどうかと思うがね、と笑って付け加えたウェールズに、ルイズは、羞恥やら喜びやら恐縮やら……色々な表情の混じった複雑な表情を浮かべた。 「それで大使殿は、亡国の王子に何の御用かな?」 「は。トリステイン王国は、アンリエッタ姫殿下より、密書を言付かって参りました」 ワルドがさっと膝をついて頭を垂れた。ルイズと耕一も慌ててそれに倣う。 「ふむ。姫殿下とな。君たちの名を伺おう」 「申し遅れました。私は、トリステイン王国魔法衛士、グリフォン隊隊長、ワルド。子爵の位を授けられております」 そして、その長い腕を、ルイズと耕一に向かって広げる。 「こちらが姫殿下より大使の任を仰せつかった、ラ・ヴァリエール公爵嬢。そして、その使い魔の青年、ミスタ・カシワギにございます」 ウェールズは、零れるような笑みを浮かべた。 「ほう! 人の使い魔とな! なるほど、君達のような者があと十人ばかり我が親衛隊にいれば、このような惨めな今日を迎える事もなかったであろうになあ。して、その密書とやらは?」 「こ、ここに」 ルイズが慌てて、胸のポケットから手紙を取り出す。 しかし、ウェールズの前まで進み出たところで、逡巡したように足を止めた。 「あ、あの……」 「どうかしたのかね?」 「その、失礼ですが、本当に皇太子さま?」 ウェールズは、一瞬キョトンとした後、豪快に笑った。 「ははは。まあ、さっきまでの様子を見れば無理もない。よろしい、証拠をお見せしよう」 ウェールズは自らの薬指に光る大きな宝石の着いた指輪を外すと、ルイズの手を取り、同じデザインである『水のルビー』の指輪に自分の指輪を近づけた。 「わっ?」 途端に光り出した二つの宝石に、ルイズが驚いた声を上げる。 共鳴するように、それらは虹色の光を放ち始めた。 「これは、我がアルビオン王国に伝わる『風のルビー』だ。ミス・ヴァリエールが嵌めているこれは、アンリエッタが嵌めていた『水のルビー』。そうだね?」 ウェールズの言葉に頷くルイズ。 そうしているうちに、虹色の光は宝石と宝石を繋ぎ、小さな虹そのものを作り出した。 「水と風は、虹を作る。王家の間に掛かる虹の橋さ」 「た、大変失礼をば致しました」 ルイズは恐縮した様子で一礼すると、手紙をウェールズに差し出した。 手紙を受け取ったウェールズは、表面の宛名書きを見て、愛しげにその手紙を撫で付けた。 耕一の顔が強張る。 ―――この人も、こんな顔しやがって。 一見して幸福そうなウェールズの顔に、耕一は別のものを見出していた。 人なる身では届かぬ高みの崖に咲いている一輪の花を、崖の下から静かに見上げるような……穏やかで、清らかな諦めに満ちた、優しく見守るような……そんな感情だった。 ウェールズはその花押に恭しく口付け、慎重に封を開いて、真剣な顔で手紙の文字を追い始めた。 「……姫は結婚するのか。あの……愛らしいアンリエッタが。私の可愛い……従妹は」 ウェールズが言いよどみ、飲み込んだその先の言葉を―――耕一には、正確に予想する事が出来た。 ワルドとルイズは、無言で頭を下げる。 「あいわかった。私が姫より賜ったあの手紙を返して欲しいという事だね。何より大切な姫からの手紙だが、姫の望みは私の望みだ。そのようにしよう」 ウェールズの言葉に、ルイズの顔が、安堵したように輝く。 「しかしながら、今、手元には無い。ニューカッスルの城に置いてあるんだ。姫の手紙を、下賎な空賊船に置いておく訳にはいかぬのでね」 何事もないように微笑む金髪の美青年に、耕一はまるで自分の事のように、奥歯を噛み締めていた。 「多少面倒だが、我らが最後の砦までご足労願いたい。なに、航海中の安全は保障しよう。アルビオン王家テューダー朝、歴史上最後に迎えた大使に何かあったとなれば、我が王立空軍は歴史に一生の汚点を残すだろうからね」 自らの破滅を示唆しながら、ウェールズの笑顔には、一点の曇りも無かった。 それがまた、耕一の焦燥を煽るのだった。 前ページ次ページゼロのエルクゥ
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前ページ次ページゼロの夢幻竜 一人の怪しい男がいた。 白き仮面を着けた彼は、貴族派の陣営に入る事を認められてからも、自らの出自を明かさず、ただ『密偵だ』としか答えなかった。 身なりから年若い貴族であるというのは十分に分かるが、果たしてどこの誰なのか? それを知る者はここ、貴族派に与する兵達の詰め所でも指を折って数える程度しかいなかった。 さて、その噂の若い貴族であるが、今日の夜はいつに無く慌てていた。 簡易的に作られた詰め所を忙しなく行き来し、名のある将校達数名と共に何やら話し合っている。 将校達の面持ちから何かとても重要そうな事だというのは分かるが、一体何について話し合っているのやら。 双月はとうに天高く昇っており、時刻にしてそろそろ日付が変わるのではないかと思われたその時だった。 突然貴族出身の全兵に招集がかかったのだ。 兵士達は皆こんな時間に何事か、といった表情で互いの顔を見合わせながら、集合場所であるかなり開けた丘に集まった。 集まって暫くの間は小うるさい雑談が休む事無く続いていた。 が、中央に設けられた演台に一人の将軍が姿を現した時、その場は一瞬にしてしんと静まり返った。 彼はざわめきが治まり、全ての兵が進んで自分の言葉に耳を傾けるようになったのを確認すると、あらん限りの声で話し始める。 「諸君!先ずはこんな時間にも拘らず、こうして集まってくれた事に感謝の意を表明しよう。この場に集まってもらったのは他でもない。これから行われる我々の義ありし戦いについてだ。」 その場にいた全兵の動きが凍り付いた様に止まった。 「皆に通達されていた決戦日の日取りは、明々後日の正午となっていたのを私も知っている。だが事態は我々の見えぬ箇所で着実に動いているようだ。……本日我が密偵によって齎された報告に因れば、 王党派は明日にでも我々に対し攻撃を構えるつもりでいるそうだ。我々はそれに対し、ニューカッスルへの攻撃を明日の正午に早める事とする。」 その言葉を聞いて丘にいる兵士達は騒然とした。 まさかそんな……一体何故……考えられない! 中には密偵がでっち上げの情報を持って来たのではないかという者もいた。 と言うのも、王党派は今、ニューカッスル城で篭城していると聞かされていたからだ。 更に貴族派の兵が5万近くいるのに対して、王党派はたったの300人程度しかいないというのも確かな情報として兵士達の中では知られていた。 圧倒的に不利な状況にも拘らず、自分達から動こうとする者が果たして本当にいるだろうか? いるとすればその連中はとんでもない痴れ者連中だ。 しかし将軍は、そんな風に浮き足立つ兵士達を続く言葉で制する。 「確かに!我が方は人員、そして物資とあらゆる面の数において勝ってはいる。しかし、諸君!追い詰められた獣というのは、時として思いもよらぬ策と力を発揮するものだ。 この戦い、皆は圧倒的な勝利で終わると思っている事であろう。しかし!戦と名の付く以上、そこに屍が生まれない事は無い。 また、この戦において死する事無き者達も、気を緩めて良い理由にはならない。何故なら!この地における戦いはほんの前哨戦に過ぎないからだ! 我々はこのアルビオンだけではなく、いずれ隣国であるトリステインを、そしてガリア、ゲルマニアを正しい動きに戻す為に戦うのだ!その理由はここにいる皆が一番良く知っているだろう。」 始め、密偵の情報通達だけで終わるかと思われた全兵召集は、次第に兵士の士気を鼓舞する為の演説へと変わっていく。 兵士達は微動だにしない。 皆、段々とエスカレートする将軍の口上を、一言も聞き漏らすまいと毅然としていたからだった。 「この大陸に存在する王権国家は最悪だからだ!ここアルビオンにしても!一体王党派連中はこの数年の間、この国を何処に導いたというのか! 国家財政は混乱し、我々が奉納する夥しい量の品々は国務の名の下に浪費され、我々が営々として築き上げた物は完全に失われてしまった! 連中はそれを懸命に秘匿して平然としていたが、最早そんな甘い対処が許される段階ではない!皆も知っての通り、領地や財産を失う者は次々と増えていった。 数年前、ほんの一握りの者達の涙と共に始まったそれは、今日ではここに集まりし者達皆にまで行き届く事となった!そんな事態を引き起こしたのは他ならぬ王党派だ! それ故に!我々は団結して立ち上がらなければならない!我々のように自己管理の出来る貴族にとって、搾取するしか能の無い王族ほど愚かしい存在はない! それ故に!我々は武器を取るのだ!この国の王党派による我々への仕打ちに対し、我々の我慢はもう限界に来ている! 連中の中に、如何に話の分かり、我々の事情を賢明に汲む事が出来る者がいたとしてももう説得など出来はしない! 何故か?!王の耳に入る前にそれは官職達によって黙殺され、耳を傾けられる事も無いからだ!諸君!思い出して欲しい! 連中が打ち出す新たな法など、我々に得のあった例があっただろうか?否!全部連中が玉座から引き摺り下ろされない為の、その場凌ぎの法だったはずではないか! 我々は明日からそのような法を遵守する必要も、勿論義務も無い!我々にその様な行動しか生み出させないような王党派に我々は何も望まない!我々に残された選択肢はただ一つ! 今こそ、我々自身が全力を尽くして王党派を倒し、新たに生まれるこの国の主権を握り、このハルケギニアに新たな風を吹かせる事である! このまま生き続けたとて、身の回りの自由も、今と未来に繋がる幸福も!突然天からやって来るわけではないからだ!これからの諸君の働きこそが! 次代にまで語り継がれるであろう全てを物語る事になるからだ!この国の未来は王党派連中の内ではなく、我々の内にこそ存在する! 私はこの戦い、いや、この戦いに准じるこれから起こるであろう全ての戦いに全身全霊を没頭させる!最後に……この一言を以って召集を解散させる事とする。 あらゆる戦いにおいて、努力、英断、矜持、頑強さを持ち合わせる事によって、エルフとも勇敢に戦った始祖ブリミル・ヴァルトリと我々は同じ位置に昇る事が出来るだろう!」 その瞬間、丘で爆発的な喚声が上がり、次いで将軍を褒め称える声が相次いだ。 中には随喜の涙を流している者まで見受けられる。 自分を囲む周りの様子に、将軍は満足そうに微笑みを返す。 演台から降りると、例の仮面の男が囁くように話しかけてきた。 「私からの報告を兵に伝えるだけだったにも拘らず、素晴らしい演説でしたね。ミスタ・ホーキンス。」 「いや。私は恐らく伝える事の半分も話せてはいなかっただろうな。急な予定の変更で兵士達が明日出撃する事になったのだから、その前の休みを妨げるわけにもいかないのだ。」 予想通りの褒め言葉にホーキンス将軍は謙遜する。 彼にしてみればこんな場所に立って、延々と遠大な考えや主張をぶち上げるのは得意な事ではない。 寧ろ、彼らの後ろで匿って貰っている、総司令官のオリヴァー・クロムウェルがやるような事だ。 ただ、今彼は所用でこの場にはいない。 大方、戦火が飛んで来る様な事の無い場所にでもいるのだろうと見当をつけて、仮面の男は話し続ける。 「良いお心遣いです。前線の兵士達もきっと万全の準備と覚悟で戦いに望む事が出来ましょう。」 「そう言ってくれると嬉しいものだな。だが真の戦いはこれからだ。我々は革命、革命と連呼しているがそれはあくまで世を変えるための『手段』に過ぎぬ。」 「『手段』……ですか?」 「そうだ。その後の『状態』、つまりどう新しい世界を構築していくかを同時に考え、そして実行する事が出来ねば『状態』は混乱のままになり、やがては全てが破綻してしまうだろう。」 そう言いつつホーキンス将軍は天を仰ぎ見た。 自分はこの戦いをはっきりと義によって立つ戦いだと言い切った。 自分の選び取った道に誤りは無い。 鮮やかに光る双月に向かい彼は祈る。始祖ブリミルよ、我等を護りたまえ、と。 丁度同じ頃、ルイズを乗せたラティアスは未だ空を飛び続けていた。 だが、速度は飛び始めたときより大分遅くなりだしていた(それでも馬が出せる最大速度の2~3倍近くの速さで飛んでいたが)。 瞼は既に鉄の塊の様に重く、容赦なく目を覆い隠そうとしていた。 ルイズによれば、雲海が見えはじめたのでアルビオンはもうすぐだと言っていたが。 ところで、アルビオンに着いたとしてラ・ロシェールのような港町はあるのだろうか? その事が気がかりになったので、ラティアスはルイズに訊いてみた。 「御主人様。アルビオンにもラ・ロシェールの様な港町ってあるんですか?」 「あるわよ。スカボローっていう所。アルビオンが見えたらそこまで誘導するわ。」 「分かりました。」 ラティアスは小さく頷き、再び飛行に集中する。 取り敢えず休む事が出来ると分かると、気分も軽くなるものである。 暫く進むと、雲の量が本格的に多くなりだした。 また徐々に高度を上げていって、靄の中に突っ込む事を避けなければならなくなった。 そうしてかれこれ15分は経ったろうか。 寝惚け眼をしていたルイズは、遥か前方に見えてきた『何か』を見つけた。 「見えてきたわ。あれがアルビオンよ。」 「え?見えてきたって……何ですかぁ?!あれぇっ?!」 その『何か』はラティアスを驚嘆させるのに十分だった。 『何か』とは巨大な大陸であった。 但し、それが海上にあったのなら何も驚く事は無い。 肝心なのはそれが空中に浮いている事であった。 しかもその陸地には高く聳える山も、幅の広そうな川もあった。 ルイズは得意気に説明をする。 「浮遊大陸アルビオン。ああやって空中を浮遊しながら、大洋の上を彷徨っているのよ。でも一ヶ月に何回か双月が重なり合う時に、ハルケギニア大陸の近くまで来るのよ。 大きさはトリステインと同じくらいなの。別名で『白の国』って言われてるわね。」 「『白の国』ですか?」 はてな?ここから見る限り、陸地は夜闇がある事もあってか、外観としてはかなり黒々としている。 「どうしてそう呼ばれてるんですか?」 「あそこを見て。大陸を流れている川から水が落ちているでしょ?でも海に落ちる前に水は小さな粒になって霧を作るの。それが積もり積もって、今私達の周りにあるような雲の海を作るの。 外側から見た時、陸地を雲の白色で覆っているかのように見える事と、雲がハルケギニアの広範囲に渡って大雨を降らせる事の二つから『白の国』って呼ばれているのよ。」 ルイズの丁寧な説明でラティアスは納得した。 やがて、このまま行けば岩壁に衝突してしまうと思ったラティアスは、100メイル進むごとに同じ分だけ高度を上げていく。 どんどんと陸地の表層が視界に入ってくると同時に、少し遠くの場所にうっすらと輝く街の灯が見えた。 「あれがスカボローね。今日はあそこで一旦休んで、明日の朝、日の出と共にニューカッスル城まで行きましょう。」 「はい。あ……それと御主人様。スカボローからニューカッスルっていう所までどれくらいあるんですか?」 「ええと、そうね……馬で1日かかるぐらいの距離かしら。」 「……やっぱり遠いんですね。」 明日、またもひとっ走りする事が確定したラティアスは、溜め息一つ吐いてしょげかえってしまった。 そんなラティアスをルイズは元気づける。 「大丈夫よ。1日かかるっていうのは馬で走った時の話よ。あなたなら半日もかけずに着くと思うわ。」 確かに、とラティアスは思う。 しかしそれは、あくまで何の障害に当たる事も無く順調に行けた場合の事である。 出立前にアンリエッタ王女が言った言葉、『旅は危険に満ちています』。そしてワルドがラ・ロシェールから出る際に言った言葉、『道中はくれぐれも気をつける事だ』。 その二つの言葉がラティアスの頭の中で何度も繰り返された。 盗賊に会うかもしれない。貴族派の兵隊に会うかもしれない。 そんな時は自分が主人であるルイズを守らなくてはならない。 と言うよりはそれは使い魔としての義務であり責任だ。 自分が持っている力を最大に生かして、立ち向かわなければ命は無いものと考えた方が良いかもしれない。 それにここまで来て碌な覚悟も無しに戦いを恐れるのならば、自分とルイズだけが先にアルビオンへ来た意味、いや、ひいては自分がこの旅に随伴した意味がまるっきり無いではないか。 そう考えていると、背中にいるルイズが大欠伸をしながら呟く。 「取り敢えず、明かりのある所まで行きましょう。夜は遅いけど、まだやっている宿屋があるかもしれないわ。」 「分かりました。」 ラティアスがそう言った途端、彼女のお腹が大きく鳴った。 あまりのタイミングの悪さに、ラティアスはばつが悪くなる。 「それと美味しい物を出してくれるお店もね。」 「あぅ。見つかると良いですねぇ~。」 徐々に襲ってくる恥ずかしさに、思わず泣き声で答えてしまうラティアス。 そんな彼女を、面倒見の良い姉のように慰めるルイズ。 と、その時ルイズの心に一人の女性の姿が浮かび上がる。 ちい姉さまこと、自分より八つ年上で二番目の姉に当たるカトレアの事だった。 ルイズからすれば優しくて、温かくて、包み込むような印象がある理想的で魅力的な女性だ。 幼い時から将来はそんな女性になりたいと思っていた。 しかしながらいつもから掲げている、ハルケギニアにあるどんな山より高いプライドがそれを邪魔していたものだ。 でも……ラティアスと接している時はそれがあまり出ない。 寧ろ、理想である姉に近付いているような感じさえも自分で感じられた。 ……私はこの子にとって良い主人で、お姉さんでいれているのかな? ラティアスがスカボロー港に到着した時、ルイズの心はその一色で染まっていた。 前ページ次ページゼロの夢幻竜
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KMN/W51-073 カード名:鉄壁の守り シロサイ カテゴリ:キャラ 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《フレンズ》・《盾》 【自】[①] アンコールステップの始めに、他のあなたの前列のレストしているキャラがいないなら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードをレストする。 えい! レアリティ:C けものフレンズ収録
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ボローニャ ■GK S/ジャン・フランソワ・ジレ メイン/サブ GK/ コスト 12 初期OFF/DEF/PHY 82/857/330 最大OFF/DEF/PHY スキル名 スキル効果 備考 ベルギー N/フィリッポ・ロンバルディ メイン/サブ GK/ コスト 1 初期OFF/DEF/PHY 47/518/205 最大OFF/DEF/PHY スキル名 スキル効果 備考 イタリア ■DF N/アルキメデ・モルレオ メイン/サブ LSB/ コスト 3 初期OFF/DEF/PHY 191/474/252 最大OFF/DEF/PHY スキル名 スキル効果 備考 イタリア N/ルイージ・ヴィターレ メイン/サブ LSB/LMF コスト 5 初期OFF/DEF/PHY 211/518/288 最大OFF/DEF/PHY スキル名 スキル効果 備考 イタリア ■MF N/レネ・クルヒン メイン/サブ OMF/RWG,RMF コスト 4 初期OFF/DEF/PHY 511/176/287 最大OFF/DEF/PHY スキル名 スキル効果 備考 スロベニア N/サフィル・スリチ・タイデル メイン/サブ LMF/OMF,RMF コスト 2 初期OFF/DEF/PHY 467/189/231 最大OFF/DEF/PHY スキル名 スキル効果 備考 フランス ■FW N/マヌエル・ガビアン・モラレス メイン/サブ CF/ コスト 3 初期OFF/DEF/PHY 485/163/268 最大OFF/DEF/PHY スキル名 スキル効果 備考 スペイン N/マッシモ・コーダ メイン/サブ CF/ コスト 1 初期OFF/DEF/PHY 410/142/247 最大OFF/DEF/PHY スキル名 スキル効果 備考 イタリア
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ボールドアンドブレーヴ産 誕生年 馬名 国 性 札 SP ST 力 瞬 勝 柔 精 賢 健 サブパラ合計 気性 芝 ダ 芝質 脚質 成長型 成長力 距離適性 子出 毛色 性格 高 長 特性 父馬 父系 母馬 牝系 1979 ゴールドレット 日 牡 銀 68 55 B F+ B+ C+ F+ A D+ 55 大 × ◎ 6-8(5-8) 逃げ 普早 持 1700~2500m 5 黒鹿 普通 高 普 鉄砲 ボールドアンドブレーヴ モスボロー系 ミナレット 1984 スタードール 日 牝 60 70 D D C+ C+ C C E 50 大 × ◎ 5-8(3-8) 逃げ 早熟 無 1900~2900m 3 鹿 普通 普 高 ボールドアンドブレーヴ モスボロー系 インターバード ゴールドレット産 誕生年 馬名 国 性 札 SP ST 力 瞬 勝 柔 精 賢 健 サブパラ合計 気性 芝 ダ 芝質 脚質 成長型 成長力 距離適性 子出 毛色 性格 高 長 特性 父馬 父系 母馬 牝系 1995 ゴールドプルーフ 日 牡 銅 65 50 C+ D+ A A+ A C+ D+ 69 普 × ◎ 4-7(3-8) 先行 覚醒 無 1400~2600m 3 鹿 熱血 普 普 交流重賞 大駆け タフネス ゴールドレット モスボロー系 サンウーマン イエラパ産 誕生年 馬名 国 性 札 SP ST 力 瞬 勝 柔 精 賢 健 サブパラ合計 気性 芝 ダ 芝質 脚質 成長型 成長力 距離適性 子出 毛色 性格 高 長 特性 父馬 父系 母馬 牝系 1977 オーバーレインボー 日 牡 銅 66 65 B+ D+ B+ C+ D+ B A 67 普 ◎ ○ 4-7(3-8) 先行 晩成 持 1900~2700m 2 鹿 普通 普 普 GⅡ大将 タフネス イエラパ モスボロー系 サンビタリア プロポンチス系 1979 アキビンゴ 日 牡 緑 64 30 C C D E+ D F C+ 44 普 ◎ × 5-8(3-8) 差し 普早 普 1400~1800m 0 鹿 普通 普 普 イエラパ モスボロー系 シンサカホープ Armos産 誕生年 馬名 国 性 札 SP ST 力 瞬 勝 柔 精 賢 健 サブパラ合計 気性 芝 ダ 芝質 脚質 成長型 成長力 距離適性 子出 毛色 性格 高 長 特性 父馬 父系 母馬 牝系 1977 パレオ 欧 牡 銅 67 55 B E+ A+ A+ E+ A+ G+ 60 荒 ◎ × 5-8(3-8) 先行 早熟 普 1500~2700m 4 栗 普通 普 普 アルモス モスボロー系 エルパロマー
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クラブ名:Bologna FC 1909 本拠地:ボローニャ スタジアム:スタディオ・レナート・ダッラーラ(38,279人) オフィシャルサイト:http //www.bolognafc.it/ Gazzetta:http //www.gazzetta.it/Calcio/SerieA/Bologna/ Ps 10 10-11 11 名前 ST 85 - アダイウトン →FCヴァスルイ(ROM) ST 20 20 20 77 ヘンリー ヒメネス ST 89 - ヌセレコ →フィオレンティーナ(ITA)→1860ミュンヘン(GER)→チェルノモレツ ブルガス(BUL)→ユーヴェ スタービア(ITA) CF 9 9 9 9 ディ ヴァイオ CF 19 - ダヴィデ スッチ →パレルモ(ITA)→パドヴァ(ITA) CF 25 - サラジェタ →ナポリ(ITA) →カイセリスポル(TUR)→ペニャロール(URU) CF 41 - マラッツィーナ →引退 CF + 11 11 11 ガビラン ←ベティスB(ESP) ※未収録 CF + 35 35 35 パポーニ ←パルマ(ITA)←ペルージャ(ITA) ※未収録 CF -+ 69 69 - メッジョリーニ ←ジェノア(ITA)←バーリ(ITA) →ジェノア(ITA)→ノヴァーラ(ITA) ST -+ 17 ヴァンタッジャート ←パドヴァ(ITA) ※未収録 ST + 23 ディアマンティ ←ブレシア(ITA)←ウェストハム(ENG) ST + 52 パージ ←パルマ(ITA)←モデナ(ITA) ※未収録 CF + 20 F. ロドリゲス ←ジェノア(ITA)←ペニャロール(URU) ※未収録 CF + 88 コーダ ←クレモネーゼ(ITA) ※未収録 CF -+ 99 アックアフレスカ ←カリアリ(ITA)←ジェノア(ITA) WB 30 - モデスト →ジェノア(ITA)→パルマ(ITA) CMF 14 - グアーナ →パレルモ(ITA)→キエーヴォ(ITA)→チェゼーナ(ITA) CMF 8 - ミンガッツィーニ →アルビノレッフェ(ITA)→ CMF 26 26 26 26 ムディンガイ CMF 5 5 5 - ムタレッリ → CMF 4 - アッピアー →チェゼーナ(ITA)→ CMF 74 - ラヴェッキア →トゥルグ ムレシュ(ROM)→ SMF 32 32 32 16 カザリーニ SMF 7 14 14 -- ピザヌ →プラト(ITA) SMF 24 24 24 - ブーシェ →エンポリ(ITA) DMF + 15 15 15 ディエゴ ペレス ←ASモナコFC(FRA) DMF -+ 17 17 - ラドヴァノヴィッチ ←→アタランタ(ITA) →ノヴァーラ(ITA) CMF -+ 4 4 4 クリン ←インテル(ITA) CMF + 12 12 - エクダル ←ユベントス(ITA)←シエナ(ITA) →ユベントス(ITA)→カリアリ(ITA) SMF -+ 77 77 - シリガルディ ←インテル(ITA)←トリエスティーナ(ITA) →インテル(ITA)→リヴォルノ(ITA) ※未収録 OMF ++ 7 7 - デッラ ロッカ ←ペルージャ(ITA) →パレルモ(ITA) ※未収録 OMF + 10 10 10 ガストン ラミレス ←ペニャロール(URU) ※未収録 SMF -+ 87 - モンテロンゴ ←ACミラン(ITA)←リーベルプレート モンテビデオ(URU) →ペニャロール(URU) ※未収録 CMF + 6 タイデル ←グルノーブル(FRA) ※未収録 CMF + 13 プルゼッティ ←キエーヴォ(ITA)←バーリ(ITA)←リヴォルノ(ITA) SMF -+ 33 P. コネ ←ブレシア(ITA)←イラクリス(GRE) ※未収録(08) SW 18 18 18 - モラス → CB 13 13 13 90 ポルタノーヴァ CB 6 6 6 - ミゲル ブリトス →ナポリ(ITA) CB 84 - + 84 ラッジ →パレルモ(ITA)→バーリ(ITA)→パレルモ(ITA) ←パレルモ(ITA) CB 3 - ラファエウ サントス →アトレチコ パラナエンセ(BRA) CB 50 -- -- - バッソーリ →←フォリーニョ(ITA)→キエーヴォ(ITA)→モデナ(ITA) SB 21 - クリスティアン ゼノーニ →アルビノレッフェ(ITA)→ SB 23 - ランナ →レッジアーナ(ITA) CB -+ 16 16 - アンドレア エスポージト ←ジェノア(ITA)←リヴォルノ(ITA) →レッチェ(ITA) CB + 21 21 21 ケルビン ←チッタデッラ(ITA) ※未収録 SB + 3 3 3 モルレオ ←クロトーネ(ITA) ※未収録 SB + 8 8 8 ガリッチュ ←アタランタ(ITA) SB -+ 19 19 - ルビン ←→トリノ(ITA) →パルマ(ITA) ※未収録(09) CB + 5 アントンソン ←FCコペンハーゲン(DEN) ※未収録 CB + 22 リックレル ←キエーヴォ(ITA)←ピアチェンツァ(ITA) ※未収録 CB + 51 ロリア ←ローマ(ITA)←トリノ(ITA) ※未収録(09) SB -+ 19 ヴィターレ ←ナポリ(ITA)←リヴォルノ(ITA) SB + 75 クレスポ ←パドヴァ(ITA)←セビージャ(ESP)←ラシン サンタンデール(ESP) GK 1 1 1 - ヴィヴィアーノ →インテル(ITA) GK 15 - ロベルト コロンボ →トリエスティーナ(ITA)→ナポリ(ITA) GK 28 - スピトーニ →パヴィア(ITA) GK + 22 22 - ルパテッリ ←カリアリ(ITA) →ジェノア(ITA) GK + 44 44 44 フィリッポ ロンバルディ ←アスコーリ(ITA) ※未収録 GK + 1 ジレ ←バーリ(ITA) GK + 25 アリアルディ ←パドヴァ(ITA) ※未収録(08) GK + 32 ストヤノヴィッチ ←FCルステナウ07(AUT) ※未収録
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前ページ次ページゼロの夢幻竜 ゼロの夢幻竜 第三十四話「告白」 さて時間はラティアスがレコン・キスタの夜営を襲う凡そ三時間ほど前まで遡る。ルイズは静寂に包まれた城の臨時医務室で蝋燭の明かりを頼りにある物を探していた。 昼間ラティアスが担ぎこまれた際、ここにならあるだろうと見当をつけた物である。しかし、目当ての物は棚や引き出しの中を幾ら探しても見つからない。 考えが甘かったのだろうか?もっとよく探してみようと手近な引き出しを開けようとした。その時である。 「何をしているんだい?」 驚きのあまりルイズは蝋燭の乗った台を落としかける。落ち着いて振り返ると、そこにはナイトガウン姿をしたウェールズが立っていた。 普段からも勇ましそうな外見をしているが、今着ている深紅のガウンはそれをより一層引き立てていた。突然の皇太子登場にルイズは慌てふためく。 「殿下!あの……私の使い魔ラティアスが戻ってきた時に応急処置が出来るようにと思いまして……使い魔の面倒は主人が見るものですから。殿下は何故こちらに?」 するとウェールズはラティアスが横たわっていたベッドを横目で見ながら何でもない様に答えた。 「いや、あれだけの大群を押し返し、わが軍に一縷の希望を齎した君の使い魔に会いたくなってね。それと夜の散歩も兼ねている。このところよく眠れない日が続いているものだから。」 そう。ウェールズは朝から晩餐の時までずっと自国民の為に、そして兵の為に働き続けていたのだ。会う時間は無かったと言って等しい。 それに自国の命運がどうなるかの瀬戸際という事もあり、この数日眠れている時間は一日二、三時間ほどに止まっていた。ウェールズは微笑みながらルイズが開けた引き出しを閉める。ルイズはその時、昼間訊ねた事をもう一度訊いてみた。 「殿下、御無礼を承知の上で、今一度申し上げたき事がございます。」 「構わぬ。何なりと申してみよ。」 「では……殿下は明日貴族派と戦い勇敢に散られるお覚悟。それは変わってはいないのですね?」 「勿論だ。私は先陣を切り真っ先に死ぬつもりだ。だがそれはただの名もなき死ではない。栄光という輝きを持つ名誉ある敗北なのだ。連中にはそれを意地でも見せ付けてやるつもりさ。」 救世主の降臨を謳うかのようにウェールズはルイズに告げた。暗く沈んだ表情のルイズはそれを正視する事も出来ない。ウェールズは同じ調子で続ける。 「君は民衆の事を心配しているのかい?大丈夫だよ。彼らは明日の朝一番に『イーグル号』でアルビオンを脱出させるよ。安心したまえ。 しかし、亡国の民を気にかけるとはラ・ヴァリエール嬢。アンリエッタが君を選んだ理由が手に取るように分かる。君は実に優しい……」 「残された民はどうなるのでしょうか?」 ルイズの真剣な声をした質問にウェールズは話すのを止めた。それからルイズは畳み掛ける様に質問をした。 「民は、殿下の事を敬愛し追従しようとした民は、残された後どうなるのでしょうか? 例えトリステインに避難して安らかなる明日を確約されてたとしても、その後彼らは一体誰を拠り所として祖国に戻る日々を思わなければならないのでしょうか?私は姫様を悪く言うつもりは毛頭もございません。 ですが、民が再び祖国の土を踏む時、その中心におわすのはやはり殿下であるべきだと思うのです。 その殿下が今度の戦で、その……お命を散らされるというのは……」 その勢いにウェールズは少々息を飲んだ。まさか一介の学生が王族に対してここまでの剣幕で物を言うとは思ってもいなかったのだろう。並みの学生では容易に出来はしまい。 ウェールズは少し考えた後苦しげに言葉を紡いだ。 「確かに私としてはとても心苦しいところもある。しかしトリステインに辿り着いた民は私の戦死を聞いてただ打ちひしがれたままという訳にもいかない。 アンリエッタは上手く彼らを私無しでもやっていく事が出来るように采配を振るうだろう。私は彼女を信用している。心底ね。」 「姫様もまだ殿下の事を慕っておられます!勇敢なる為政者として、一人の若き女性として!残された者は……残された者達は、寂しさと悲しさを何時までも持たなくてはならないのでしょうか?!」 ルイズも一歩たりとて退くつもりはない。この国に着てからというもの、ずっと心の内に抱いていた思いの丈を吐露する。それは嘘偽りの無い、自分で考えた懸命の言であった。 ウェールズは少し俯き、目を合わせない様にしても尚気丈そうに話した。 「ラ・ヴァリエール嬢。人は……人という生き物は先立つ者への悲しさ、そしてその事によって齎される寂しさを携えたまま生きていく事は出来ない。そしてそうして生きてはいけないのだ。そんな風に生きる事は先立つ者を愚弄する事にもなりかねない。 それに今に至るまで王家に殉じた者は多くいる。ここで私が退く事は彼らを裏切る事に他ならないのだ。明日、私が戦死するという事はつまり、彼らの忠義に報いるという事なのだ。 それにアンリエッタの身を考えれば、余計に君が言わんとしている事を実行に移す訳にはいかないよ。」 「殿下、しかしっ!」 「私はアンリエッタを情に流され重婚の罪を犯そうとした者としたくはない。さあ話はこれで終わりにしよう。使い魔を心配する気持ちは私も分かるが、淑女が起きているにはもう十分遅い時間だ。そろそろ部屋に戻っては如何かな?」 ウェールズはもうそれ以上の談義は出来ないとばかりにルイズの肩をそっと掴んで出口に向かわせようとした。 だがその時、ウェールズの侍従パリーが昼間の格好のまま部屋に飛び込んできた。 「殿下!殿下!ここにおられましたか、殿下!実は今、大使様付きの騎士と申される方が城門前にいらっしゃっているのですが、お会いになられますか?」 「大使様付き?ラ・ヴァリエール嬢、思い当たる人はいるかね?」 「恐らく……私達の護衛に当たっていたワルド子爵の事だと思います。殿下、申し訳ありませんが先ず私がその者にお会いしても宜しいでしょうか?」 「良いだろう。パリー、大使様をそこへお連れしなさい。」 「かしこまりました。では大使様、どうぞこちらへ。」 パリーはルイズの手を恭しく取り廊下まで導いてから歩き出した。 ルイズとしては姫様が悲しむ顔は見たくない。やはり少々手荒かもしれないが、あれをするしか残された道は無いのだろうか? あれこれと考えている内にルイズは城のホールに着いてしまっていた。 パリーは「ここで少々お待ち下さい。」と言ってホールを後にする。 一人ホールに残され、更に何もする事が無いルイズはその辺をぶらぶらと見てまわる。 『白の国』と言うだけあって城の天井、壁、床、更には調度品までもが眩しい白色で統一されていた。所々滴下血痕が乾いて残っていたりもする。 昼以降、与えられた自室と医務室からあまり出る事は無かったが、こうして見ると、やはり確実に城は崩壊へと進んでいるのだ。そして『アルビオン王家』という存在も。急いで何とかしなくては。 すると、ホール入り口の扉が開き、その向こう側からパリーとワルドが姿を現した。 「ワルド様!」 しかし叫んですぐ、ルイズはある異変に気付いた。キュルケ達がいないのである。遅れて姿を現すのかと気になってワルドの後ろを見るが誰もやって来そうな気配は無い。ルイズの反応を見たパリーは安心した様に言う。 「おお、やはり大使様がご存知の方でしたか!ささっ、どうぞこちらへ。」 それからワルドとルイズはホール脇の廊下を通り、城の奥にある小ぢんまりした会議室の様な部屋へ誘導される。 部屋に入って最初に話を切り出したのはワルドからだった。 「遅れてすまない、ルイズ。君の友人達はスカボローの港で一休みしてからこちらに来るそうだ。私としてはなるべく早く来たかったんだが、どうしてもと言われてね。」 「船は……船はどうしたの?」 「無理を言って早目に出してもらった。おかげで風石の代金がかかってしまったよ。ところで私としては君が無事に着いて何よりだった。殿下から手紙はもう貰えたのかい?」 「え……ええ。」 ルイズはワルドを見つめながらえもいわれぬ感情を抱えていた。姫様は自分達に万が一の事が起きた時の為にワルドを護衛として付けた。しかし、当の本人はその任務を端折ってまで自分の元へやって来た。一体何が彼をそんな行動に駆り立てるというのだろうか? しかもキュルケ達はスカボローの港で休んでいるらしいが、ルイズが見た限り、あそこはもう半分以上貴族派の兵士によって併合されている様な状態のはず。呑気に休めるものなのだろうか? 休むならニューカッスルに近い所で休む方がまだ得策という物である。しかしワルドはルイズの思案を他所に話を続ける。 「そうだったか。それなら良かった。ところで君の使い魔の姿が見えないが今何処にいるのかな?」 「ラティアスなら今……ちょっと別行動に移っているの。明日の昼前には戻ってくるはずよ。」 「別行動?何処かに向かったんだね?そうか。僕としては残念だな。折角僕達の晴舞台を見て欲しかったんだがね。」 晴舞台?ワルドは何の事を言っているのだろうか? 「あの……ワルド様。私まだあなたの言っている事がよく分からないんだけど……」 「ん?ああ、すまないね。君を放り出してしまって。時にルイズ。君と僕は婚約者同士だったね。」 「ええ。そうだけど、でもそれが何か?」 「王党派、貴族派両軍の決戦は明日にも始まるだろう。その前に……ここで皇太子殿下媒酌の下、結婚式を挙げないか?」 そのあまりの突飛な内容にルイズの頭は完全に固まってしまった。ワルドは一体何を言っているんだろう?確かに自分と彼は婚約者の間柄ではあるが、今の内容はいくら何でも冗談が過ぎているのではなかろうか? それにルイズとて結婚に甘く淡い幻想を抱く乙女である。挙式なんて物はもっと穏やかな時に、それも親族や友人、知人と共に華やかに行なう物だと考えていた。 そんなルイズにワルドは宥めるように言う。 「君は今、何故こんな時にそんな事を?と思うかもしれない。しかし、本当の事を言えばこんな時だからこそなんだ。確かに僕は騎士隊の任に夢中になって自分の領地の経営も君も長いこと放ったままにしていた。 それを鑑みれば婚約者だなんて軽々しく言うのはおこがましい物だろうけど、今の僕には君が必要なんだ。この危機を二人で乗り越えた時、僕達はもっとお互いを必要とし合うだろうし、もっと離れたくないと思う様になるだろう。」 全ての言葉の半分程度しかルイズの耳には入らなかった。ルイズはワルドの方を「嘘でしょう?」という雰囲気で見つめながら平坦な口調でやっと一言発する。 「異常な状況下で芽生えて成長した愛は決して長続きしないわ。」 「ああ。人はそう言うかもしれないね。だが、僕らの間柄は別さ。僕は良き夫として君を幸せにするよ。ルイズ、僕を信じてくれ。」 信じてくれ。その一言が喉に刺さった魚の小骨の如く妙に引っかかるものだった。ワルドは……結婚後の幸せを信用するに値するのだろうか? 少なくとも八年前、いや、この旅が始まってすぐの頃はそうだった。でも今は? 『何か』を……それが何かは分からないがとにかく『何か』を焦っている様に見える。何なのだろうと考えながら、ルイズはワルドの言葉に答えた。 「ごめんなさい、ワルド。私まだ心の整理がつかないの。プロポーズは嬉しいけど、もう少しだけ返事を待ってくれないかしら。お願い。」 ルイズの頼みにワルドは顎鬚を撫でながら暫く思案していたが、やがて納得した様に小さく頷いた。 「分かった。僕から話を切り出しておいて何だが返事は急がないよ。それまで僕はどこかの部屋で休むとしよう。一頻り落ち着いたらまた会いに来てくれ。」 そう言ってワルドは近くにいたパリーに部屋を案内するよう頼んだ。会議室にはルイズだけがただ一人取り残される。 ルイズは全くもって混乱していた。ここに来てからというもの、あまりに多くの事が立て続けに起き、碌に息吐く間もない時に起きたワルドからのプロポーズ。次第に不安感も湧き水の様に出て来た。 しかし、ルイズは自分自身に発破をかける。 「ワルド様は返事なら後でも良いって言っていたし、今は任務中だわ。第一ラティアスが必死の思いで頑張っている時に私が頑張らないでどうするのよ。ルイズ、しっかりしなきゃ。」 会議室はルイズの言葉を僅かに震わせるが、直ぐに元の静けさを取り戻した。ルイズは頭を振りながら元来た道を戻ろうとする。 すると、廊下に出た所で反対側からウェールズが穏やかな顔をして現れた。 「合流はお済みになられたかな?」 「はい。でもまだ……私の友人が来ていないそうなんです。ワルド様は彼らがスカボローで休むと言っていたのですが……」 「そうか。スカボローは今危ない状況だ。君さえ良ければ私が兵を数名派遣して様子を伺わせてみようか?」 「そんな!私共の為にその様な事をされなくても!」 「いや、私達にはそうする義務がある。君達に失礼な事があれば、その努力に報いる所が無ければ、アンリエッタに申し訳が立たなくなるからね。 安心したまえ。我が兵は勇猛果敢な者ばかりだ。きっと友人達を見つけ出してみせよう。 おっと、先ず彼らがどういった人達だという特徴を君から聞かねばなるまい。すまないが私と一緒に兵達の詰所まで来てくれたまえ。」 ウェールズはマントを翻し、暗い廊下まで早足で歩き出した。遅れじとルイズもその後を追う。詰所に向かう途中でルイズはひっそりと思った。 やっぱり……殿下は分かってらっしゃらない。亡国へ向けられた一介の大使にここまでの対応をするならば民衆の信奉の度合いはとてつもなく大きい物に違いない。 彼らが王と皇太子を失う事になれば心の中に大穴が開く事になろう。そしてそれはルイズ自身敬愛しているアンリエッタ王女も例外ではない。 複雑な心境を抱えたまま、ルイズはウェールズと共に兵の詰所へと急ぐのであった。 前ページ次ページゼロの夢幻竜
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血統本によってはネアルコ系なりファロス系に属することもあるモスボロー系。 意外なことに2000年代に入って中央G2勝ち馬を輩出した血統でもある。 史実馬は ボールドアンドブレーヴ(1966) の1頭のみ。つまり現役の史実馬が1頭もいないという非常に厳しい状況である。 実はゴールドレット (1977)→ゴールドプルーフ(1995)という れっきとした流れがあるのだが、KOEIさんには拾われていない。 ゴールドプルーフは2003年の東海Sを勝っており、本来ならば史実馬に入れて然るべき馬である。 (しかも導入することでモスボロー系のラインを継続することも出来る。) 幸いなことにボールドアンドブレーヴは長い期間種牡馬を続けてくれる。 自前の繁殖に配合するなり、セリ市でいい幼駒を探せば活路を見出すことができる。
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┏【種族名】━━┳━━┓┃デスサイズ.. ..┃ ♀ ┃N :サイス┗━━━━━━┻━━┻【好感度:124】━━──【状態】普通 / \ ./ . / / ̄ ̄ ̄ ̄\ . / | | | \ . | / .| | | | \ | | /.| ∧ | /| ̄ ̄\ \ | | / |/ ̄ ̄| ./jI斗ャセテ \ | | / jI斗―‐ミ| /|/⌒乂リノ |/ | | | /| 爪 乂リノ^/ /| | | | /.| . ` | | | | | i | 从 公 . r ヲ . // .ハ| | | i | \ }ト 乂 ノ イ ´ /|/i i| / | i |∧ \ | ≧=≦ 、ィ./ i i i i/_ | i i i i ∨\「⌒\ト} > ‐≦ / ゝ i i i i i i i i i i i i i /′ / / ̄\  ̄ ̄ノ ̄\r====ァ< / \ ___/ __/ヽ__/ニニニ ̄\ ̄ | | /ニニニニニニニニニニ/ /  ̄ ̄ ̄\ |_/ > ´ニニニニ/ニニニニニ / / \ | /ニニニニ>´/ ̄>ニニニ/ / `、 | |´-ニニニニア , /ニニニニ/ / } | |'ニニニニニ⌒\{/‐ニニニニニ| | . }_======| |ニニニニニニニ=-{-=ニニニニニ、 、 } ,}  ̄ ̄ ̄| |ニニニニニニニニ人-=ニニニニニ\ \ //i| .| |-=ニニニニニニ=-\-=ニニニニニ=-_イ .' i | .| ___________________________【持ち物】 格闘ジュエル |┏【.ステータス .】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |┃ Lv.45 H - 122 /122 . A - 144 B - 72 C - 63 D - 109 S - 131 |┃ Exp: 0/90 |┣【タイプ】━━━━━── |┃ ゴースト 格闘 |┣【特性】━━━━━━── |┃ 影踏み マジックガード |┣【性格】━━━━━━── |┃ 無邪気 S↑↓D |┣【努力値】 0 / 508 ━━━── |┃ H P - |┃攻撃.- |┃防御.- |┃特攻.- |┃特防.- |┃素早.- |┣【覚えてる技】━━━── |┃ ●電磁波 ●不意打ち ●シャドークロー ●クロスチョップ |┃ |┃ 引っ掻く フェイント 睨みつける 影打ち 追い討ち 挑発 不意打ち 影分身 |┃ 切り裂く 剣の舞 ハサミギロチン クロスチョップ 辻斬り サイコカッター |┃ 雨乞い 電磁波 シャドーボール 恩返し 敵討ち ローキック |┃ 眠る 目覚めるパワー 火炎放射 10万ボルト 冷凍ビーム |┃ ギガインパクト フラッシュ 吹雪 泥棒 大文字 雷 破壊光線 |┃ 自然の恵み 身代わり 霰 砂嵐 峰打ち 空元気 しっぺ返し |┃ 燕返し 居合い切り 岩砕き 堪える リサイクル 日本晴れ |┃ シャドークロー 八つ当たり 守る 瓦割り 水の波動 誘惑 |┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【ばつぐん(4倍)】 --- 【ばつぐん(2倍)】 飛行/エスパー/ゴースト 【いまひとつ(1/2)】 毒/岩 【いまひとつ(1/4)】 虫 【こうかなし】 ノーマル/格闘 ※サイスの技説明 151スレ目(228日目)に登場。「心霊スポット調査の協力と護衛」で廃旅館の露天風呂に出現した、人型ポケモンのデスサイズ。 元々この周辺を担当していたデスサイズであったが、かつて廃旅館の支配人である仙狐の大事な人を黄泉の国に送ってしまったという。 その後抜け殻のようになっていた仙狐が突然主の気配がすると言い始めたため、思い出の旅館を再建させて復活した主様の魂を狩ってプレゼントすることで彼女の慰めにしようと一計を案じる。 該当の人物(=やる夫)を誘い出すために囮役として宇佐見蓮子を操り偽の依頼を出させると同時に、周辺のポケモンを操って労働させ、旅館の修繕や来客の応対をさせていた。 そうして誘い出されたやる夫に奇襲を仕掛けるが、やる夫の波紋によって防がれた。波紋の使い手であるやる夫は、デスサイズの攻撃が通じない天敵のような存在らしい。 やる夫のキャプチャを受けた後やる夫からの勧誘を承諾。ゴージャスボールでゲットされた(好感度上昇×1.5倍)。 しかし事件解決後も全く反省の色を見せないため、ゲットの条件としてやる夫によってお仕置きを受けることになっている。 拠点に戻った後は条件通りに波紋付きのお尻百叩きを受け、一応は反省し「やる夫に嫌われるようなことはもう二度としない」と誓った。 なお、「締め付けが嫌」という理由で昔から下着を着けない主義らしい。 ニックネームを決めるにあたってやる夫から「サイス」という名前をつけられる。 なお、仙狐の友人という共通点こそあるものの、友達になった時期が異なるため誄歌とは面識がなかった。(サイスが友人になったのは仙狐がキッサキを出た後) 当時の彼女は人の顔の見分けがつかなかったため、仙狐の主が女性であったということしか覚えていない。 この時の会話で好感度100を突破し、「友の絆」を獲得している。